地域のホームドクターとして、愛する動物の健康をサポートします。またさつき台動物病院では、鳥の診療/専用の入院設備も整えています。

さつき台通信

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バードフード選びに迷ったら

皆さんは鳥さんの食餌を購入される際、どのような選び方をされているでしょうか?
今回は、ブンチョウ、セキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコなどの
中小型鳥の穀物配合飼料を選ぶ際のポイントについてお話しです。

皮付きVS皮無し

まず、主食に用いる穀物配合飼料には、大きく分けて皮付き餌とムキ餌があります。
自ら皮がむけないなど特別な事情がない限り、より栄養価の高い皮付き餌をお奨めします。

鳥さんは偏食します

次に皮付き餌の選び方ですが、鳥さんは、一粒ずつ好きなものを選んで食べますので、
どれを食べても栄養的に問題がないようにする必要があります。

色んな種類がミックスされている餌でも、鳥さんが栄養価の低い種類の粒ばかりを
好んで食べると栄養がかたよることになるからです。

このような理由から、皮付き餌は配合されている穀物の種類の多さではなく、
配合内容を基準に選ぶことが大切です。

たとえば、アワ、キビ、ヒエ、カナリーシードだけ入っている餌の場合、
どれも栄養価が高いのでどれか一種類ばかり食べてもとりあえず安心です。

迷った際はパッケージの原材料名を確認いただき、お選びいただければと思います。

副食も必要です

穀物配合飼料を主食に使用する際は、
副食として、ミネラル補給に牡蠣殻を砕いたボレーと、
ビタミンの補給に、新鮮な青菜やサプリメントを一緒に与えます。

より詳細な食餌選びは、個々の鳥さんで異なるため、
経験豊富な店員さんや動物病院のアドバイスのもと、購入いただければと思います。