地域のホームドクターとして、愛する動物の健康をサポートします。またさつき台動物病院では、鳥の診療/専用の入院設備も整えています。

さつき台通信

さつき台通信

夜間の冷え込みに注意しましょう

猛暑が去って秋を迎え、過ごしやすい季節となりました。
しかし、本格的な冬を迎えるまでのこの季節は昼夜の寒暖差が大きくなり、
当院でも急な夜の冷え込みで体調を崩したと思われる鳥さんがよく来院します。

ケージの中の鳥さんは、冷え込みの影響をもろに受けます

人は衣類や寝具の調整で対応できますが、ケージの中の鳥さんは、
冷え込みの影響をもろに受けます。

健康な鳥さんであれば耐えられると思いますが、
それでも体力が消耗する換羽期や産卵を控えた鳥さんは要注意です。
更に持病や高齢などで体力が衰えている鳥さんになると、その影響は大きいです。

昼夜の寒暖差をなくすことが目的です

この時期の温度管理は寒さ対策というより、昼夜の寒暖差をなくし、
本格的な冬に向けて体を慣らしていくことがその目的となります。
よって“○○度以上で温めてください”というものではなく、
昼間の室温から極端に冷え込まないような管理が大切です。

お奨めの方法

簡単な方法ですが、夜間にケージを覆う布を保温性の高い素材に変更することでも、
ケージ内の昼夜の寒暖差を減らすことができます。

お奨めの方法は、サーモスタット(温度管理センサー)付きのヒーターを用いる方法です。
夕方あるいは就寝前の室温にセンサーのメモリをセットすることで、
夜間にケージ内の温度が低下した場合にはヒーターが作動するため、急な冷え込みに対応できます。

本格的な冬を前に保温器具の準備をお奨めします。