鳥の診療、動物病院 さつき台動物病院
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阪南市の「さつき台動物病院」は、犬・ネコ・鳥など地域のホームドクターとして幅広い分野の1次診療に従事しています。
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下痢をしているのですが・・・
下痢をしているという理由で来院する鳥さんがいます。
セキセイインコ、ブンチョウ、オカメインコ、コザクラインコなどの小型の鳥さんは、
形の違いはありますが、すべて糞はコロコロしています。
2種類の尿
糞の周りに水分があることがありますが、これは尿です。鳥さんの尿には二種類あり、一つは糞の周囲の水のような水分尿、
もう一つは糞に付着している白い固形尿です。
下痢はまれ
小型の鳥類は下痢をすることはあまりありません。糞の形はあるけれど周りに水分がある、糞が水につかっている、
これは下痢ではなく水分尿という種類の尿であることが多いのです。
水分尿が増える原因
ではどのような時に水分尿が増えるのでしょうか。水分尿は健康な鳥さんでも病気の鳥さんでも見られます。
健康な鳥さんの場合、室温が高い、青菜など水分の多い食餌をとった、
ペレットを水につけて食べるなど、生活環境や習慣が関係する場合や、
発情期や換羽期など生理的に水分の摂取量が増える時期に水分尿が増えます。
一方何らかの病気が原因となって水分尿が増えることもあります。
代表的な病気として、糖尿病や腎臓障害が挙げられます。
健康な鳥さんは必要な水分を体内で調整します。
よって排泄量は毎回まちまちです。
それに対して病気が原因の場合は、体内の水分は強制的に排泄されるため、
常に多尿であることが多いです。
しかしこれは一つの目安であり、病気かどうかは食欲や元気、
体重など総合的に判断する必要があります。
おかしいと思ったら早めに受診することをお勧めします。