鳥の診療、動物病院 さつき台動物病院
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阪南市の「さつき台動物病院」は、犬・ネコ・鳥など地域のホームドクターとして幅広い分野の1次診療に従事しています。
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冬の室温管理 その1 (健康な鳥さん)
室温管理は、健康な鳥さんと体調を崩している鳥さんで異なります。
今回は健康な鳥さんについてお話します。
鳥さんの様子を見て判断します
健康な鳥さんの場合、環境温度が適正かどうかの判断は、鳥さんの様子を見て判断します。
具体的には、羽を膨らませて丸くなっている時(膨羽)は寒さを感じているので、
そのような時は室温を上げます。
部屋を保温していなくても特に寒がる様子がなければ、
今の室温はその鳥さんにとって適温なので、保温する必要はありません。
必要以上の保温は避けた方が良いでしょう
環境温度を必要以上に上げる事は、発情しやすくなる、免疫力を下げる、などの原因にもなります。
生殖器疾患の原因となる持続発情を防ぐためにも、感染症の予防のためにも、
必要以上の保温は避けた方が良いでしょう。
急激な室温の変化に注意
急激な室温の変化も体調を崩す原因となります。例えばリビングにケージがあるような場合、
人がいる時間帯といない時間帯で大きな温度差が生じないように気をつけてください。
丈夫な体作りのために
健康な鳥さんでも、換羽期(羽が抜けて生え変わる時期)と、過去に卵づまりの経験がある鳥さんの場合は通常より室温に気を配る必要があります。
換羽期は体調を崩しやすく、卵づまりは寒い時期によくおこるからです。
換羽期の鳥さんや卵づまりの経験がある鳥さんには、暖かめの室温設定が良いと思います。
丈夫な体作りのために、お家の鳥さんの様子を見ながら適温を探ってみてください。