鳥の診療、動物病院 さつき台動物病院
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阪南市の「さつき台動物病院」は、犬・ネコ・鳥など地域のホームドクターとして幅広い分野の1次診療に従事しています。
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さつき台通信
発情させない環境づくり③
発情させない環境づくりについての第3回です。
可愛がると発情する!?
ワンちゃんやネコちゃんの場合、発情対象は同種どうし(イヌはイヌ、ネコはネコ)ですが、鳥さん、特にセキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコなどの小型鳥類では、
動物種を超えて発情します。
ですから、鳥さんは飼い主さんに発情することも多いのです。
スキンシップで発情する
ワンちゃんやネコちゃんの場合、話しかける、撫でてあげるなどのスキンシップで、飼い主さんとの信頼関係を築く事ができますが、鳥さんの場合スキンシップは、
信頼関係を築くと同時に、発情させてしまうというリスクもはらんでいます。
うちの子はよくしゃべってくれます
当院でも、鳥さんの飼い主さんへの発情(持続発情)が原因と考えられる症例を数多く経験しています。特定の人になついている、
手に乗せるとおしりをこすりつけてくる、食べたものを飼い主さんの手に吐き戻す、
声をかけると瞳孔(黒目)が大きくなったり小さくなったりする・・・など。
これらはすべて発情している可能性があります。
他にも”うちの子はよくしゃべってくれます”というオスのセキセイインコのレントゲンを撮ってみると、
発情期に見られる肥大した精巣が写っている事も多いです。
少し距離を置くようにしてみるのも一つの方法です
スキンシップをとる、遊んであげるというのは、ペット動物を飼う最大の楽しみですが、鳥さんの場合は将来の病気につながる持続発情を起こすというリスクがあります。
もしかして発情してるかな!?と感じたら、少し距離を置くようにしてみるのも一つの方法です。