鳥の診療、動物病院 さつき台動物病院
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阪南市の「さつき台動物病院」は、犬・ネコ・鳥など地域のホームドクターとして幅広い分野の1次診療に従事しています。
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異常な産卵(卵の産みすぎ)
鳥さんの種類により、1回に産む卵の数は、セキセイインコで4~7個、
オカメインコは5個程度など、おおよそ決まっています。
また、産卵期も年に1~2回で、通常はそれ以外の時期に産卵する事はありません。
すべて異常産卵です
しかしセキセイインコ、オカメインコ、ブンチョウなど小型の鳥さんでは、1回の産卵で10個以上産んだり、1回の産卵数は正常でも、短期間に発情を繰り返し、
毎月のように卵を産む鳥さんがいます。
これらはすべて異常産卵です。
原因
異常産卵は、人工的な環境、食餌、遺伝、生殖器疾患などからくる持続発情(長い間発情し続ける事)が原因と考えられます。
異常産卵でも、栄養のバランスが適正で、正常な形の卵を産んでいる限り
トラブルは起きませんが、発情が長期間続くと、生殖器や卵の形成に異常をきたし、
卵塞症や卵管蓄卵材症といった病気を発症します。
また、バランスの悪い食餌からくるカルシウムや蛋白質の不足も、
異常卵形成や母鳥の衰弱につながります。
小型鳥類は強い繁殖力を持ちます
自然界では、天敵の存在や天候不順による食物不足などにより繁殖力にブレーキがかかりますが、お家の鳥さんはこのような自然から受けるストレスがない、
常に繁殖に適した環境下にいます。
その結果、持続発情にともなう問題が発生しやすくなるのです。
鳥さんは元気でも、卵の産み過ぎは早く止める必要があります。