地域のホームドクターとして、愛する動物の健康をサポートします。またさつき台動物病院では、鳥の診療/専用の入院設備も整えています。

さつき台通信

さつき台通信

もう一度、ケージの中を見なおしませんか

はじめて来院される飼い主さんには、トリさんを普段使っている
ケージ(鳥かご)のまま、お連れいただくことをおすすめしています。

理由は、その中に体調を崩す原因がいくつも隠されているからです。



ヒマワリ

ヒマワリは非常に脂肪分が多く、脂肪肝、肥満、動脈硬化などの病気の原因になります。

オカメインコ用、コザクラインコ用として販売されている食餌にはヒマワリが混ざっていることが多く、
長期間食べた結果、体調をくずすトリさんを見かけます。



塩土、ミネラルブロック

好んで食べるトリさんも多く、このようなトリさんでは塩分の過剰摂取におちいります。 

飼い主さんの中には、必要なものと思って常に入れておられる方もおられますが、
過剰摂取をさけるためにはひかえた方が良いでしょう。



つぼ巣、巣箱

鳥は巣の中で寝るという習慣はありません。
鳥が巣を使うのはヒナを育てるときです。

巣があることで発情が促され持続的に発情します。
無理な発情の結果、精巣や卵巣の病気になります。

ケージ内の巣箱ははずしましょう。



鏡、おもちゃ

ケージ内のおもちゃに顔をすり寄せたり、鏡にさえずったりしていませんか。
時にはエサを吐き戻すトリさんもいます。

トリさんは物にも自分の姿にも発情します。
喜ぶからといって入れない方が良いでしょう。

体調を崩す原因は、ケージの中にもいっぱいあります。
これを機に、ケージの中をみなおしてみてはいかがでしょう。