鳥の診療、動物病院 さつき台動物病院
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阪南市の「さつき台動物病院」は、犬・ネコ・鳥など地域のホームドクターとして幅広い分野の1次診療に従事しています。
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さつき台通信
イエローフェザーシンドローム
イエローフェザーシンドロームとは、羽の色が黄色に変化する病気です。
白オカメインコで多く見られます
ルチノーのオカメインコ、いわゆる白オカメインコとよばれる種類で多く見られます。白オカメインコはもともと真っ白ではなく、淡いクリーム色をしていますが、
イエローフェザーシンドロームの場合、部分的(とくに肩や背中)あるいは全身が、
はっきりとした黄色になります。
原因は肝臓の機能障害です
原因は、様々な病気による肝臓の機能障害です。中でも多いのが、ヒマワリのような高脂肪の種子を食べすぎることによる脂肪肝です。
肝臓のはたらきが悪くなると、黄色の色素成分がうまく排泄されず、羽に蓄積します。
その結果羽の色が黄色に変色します。
オカメインコ用や中型インコ用として販売されている食餌には、
ヒマワリなど脂肪を多くふくむ種子がミックスされています。
これら高脂肪の種子は、鳥さんにとても人気があり、
そればかり選んで食べてしまうことも多いようです。
このように、食生活のかたよりもイエローフェザーシンドロームの
重要な原因にあげられます。
そのほか、白オカメインコに多くみられることから、遺伝的な要因も疑われています。
治療法
治療法は、肝臓の機能を回復させる治療(飲み薬)と食餌内容の改善になります。治療期間は数カ月から数年と長く、治療終了後、再発する事もあります。
体の中でも黄色信号が点灯しています
イエローフェザーシンドロームは、羽が黄色くなるだけではなく、肝臓の機能がおとろえるなど、体の中でも黄色信号が点灯しています。
羽の変色が見られないほかの種類の鳥さんでも、体の中では同じことが起こっています。
ヒマワリを好んで食べている鳥さんは要注意です。