鳥の診療、動物病院 さつき台動物病院
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ビタミンB1欠乏症
体内のビタミンB1が少なくなると、翼や脚の神経が悪くなり、
歩き方に異常をきたすことがあります。
脚気とよばれることもあります。
アワ玉だけで育てられた巣立ち前のヒナに起こります
ビタミンB1欠乏症のほとんどが、アワ玉だけで育てられた巣立ち前のヒナに起こります。アワ玉の材料は、むいたアワと卵黄です。
アワにも卵黄にもビタミンB1が含まれますが、アワの皮をむいた段階でビタミンB1が半減します。
さらに熱湯でふやかすことでビタミンB1は破壊され、ふやかしたお湯を捨てることで、
最終的にヒナの口に入るときには、ほとんどビタミンB1が含まれていないということになります。
また、市販のアワ玉には、卵黄の含有量が少ないものもあり注意が必要です。
成長著しく運動量も増える巣立ち前のヒナの場合、さらにビタミンB1の消費が増え、
欠乏症を示す様々な症状が認められるようになります。
特徴的な症状は、歩き方の異常です
ビタミンB1欠乏症の症状で最も特徴的な症状は、歩き方の異常です。重症の場合には、脚が動かなくなったり、けいれんなどの神経症状が認められ死亡します。
そのほかにも呼吸がはやくなったり、食欲が低下することもあります。
予防に大切なのは
ビタミンB1欠乏症の予防に大切なのは、食餌の中にビタミンB1をバランスよく取り入れることです。その他、鳥さんを丈夫に育てるには、他のビタミンやカルシウム、栄養素もバランス良く含まれた
食餌を与える必要があります。
アワ玉に市販の添加物を加える場合には、過剰摂取に注意を払い、加える場合には、
成分とその含有量もチェックしましょう。
おすすめの方法
おすすめの方法は、ヒナ鳥用の総合栄養食(パウダーフード)に切り替えることです。食べない場合には、現在使用しているアワ玉に混ぜて与えても効果的です。