地域のホームドクターとして、愛する動物の健康をサポートします。またさつき台動物病院では、鳥の診療/専用の入院設備も整えています。

さつき台通信

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爪のお手入れ

トリさんのツメ切りの依頼をよく受けますが、実際にツメをみせていただくと、

伸びている場合と正常な長さの場合とがあります。



正常な長さの爪

正常な長さなのにツメ切りを依頼される理由で多いのが

“定期的に切る必要があると思っていた”というものと

“腕にとまった時に痛い”あるいは”服やカーテンにからむ”というものです。

鳥のツメは止まり木など硬い場所で自然に削れますので、特に切る必要はありません。

手や肩にとまった時に痛い、あるいは布の繊維にからむ場合、

ツメ先を少し切ればある程度の引っかかり防止効果はあるかもしれません。

ただし、深ヅメは出血しますのでお勧めできません。切ってもほんの少しです。



止まり木の太さは合っていますか

爪が伸びすぎる1つめの原因は、止まり木のサイズが合っていない、

つぼ巣など柔らかい場所にいつも止まっている、

など生活環境に問題がある場合です。

ケージに付属されている止まり木は、トリさんの種類にもよりますが、

細すぎるものが多いように思います。

また、太さが均一であるため、いつも足裏の同じ場所に体重がかかり、

マメができるトリさんもいます。

トリさんのツメが伸びすぎるようであれば、

太さの違う止まり木や自然のままの枝を利用した止まり木など、

いろいろ試してみてはいかがでしょうか。



病気が原因かもしれません

2つめの原因は、カイセン症、肝機能障害、外傷など体の異常によるものです。

体の異常から爪が伸びる場合は、元の病気(原因)の治療が必要です。

獣医さんにご相談ください。