鳥の診療、動物病院 さつき台動物病院
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阪南市の「さつき台動物病院」は、犬・ネコ・鳥など地域のホームドクターとして幅広い分野の1次診療に従事しています。
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さつき台通信
鳥の結膜炎
眼が赤い、羽毛が涙で濡れているなど、
結膜炎の症状で来院する鳥さんがいます。
原因
結膜炎は眼の病気ですが、鳥さんの結膜炎は鼻腔や副鼻腔などの炎症が原因で起こるのが一般的です。
生き物の眼は頭蓋骨のくぼみに収まっていますが、
鳥の場合、眼が収まっているくぼみを取り囲むように
副鼻腔と呼ばれる空洞が広がっています。
そのため、鼻腔や副鼻腔に障害が生じると、
眼もその影響を受けやすくなるのです。
症状
鼻炎・副鼻腔炎の主な症状は、くしゃみ、鼻水に加え、ひどくなると苦しそうな呼吸をします。
結膜炎の眼の症状とともにこのような呼吸器症状が見られる場合もあれば、
結膜炎だけが唯一の症状という場合もあります。
治療
結膜炎の症状が見られた場合、呼吸器症状の有無にかかわらず、まず鼻炎・副鼻腔炎を疑い治療します。
治療方法は内服薬や注射、薬を霧状にして吸引させる、などの方法があります。
点眼薬は鳥さんを持って動けない状態にして使用しなければならないためストレスがかかる、
点眼薬の刺激で眼をこすり、症状がさらに悪化するなどの理由からあまり使用しません。
注意が必要です
軽い結膜炎の症状でも、鼻炎や副鼻腔炎が隠れているかもしれません。慢性の鼻炎・副鼻腔炎は食欲や元気の低下を招くなど、命に関わる事もあるため注意が必要です。